この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
夢…獏の喰わぬ夢
第8章 変化
週末まで彼女とゆっくり会う時間はないと思っていたので、突然のチャンスに逸る自分がいて、
うつ伏せで足をパタパタさせている彼女に襲いかかってしまいそうでもあったが、あまりに無邪気な彼女の遊びを奪ってしまうのもしのびなく、彼女を眺めていた。
彼女がボタンを押したようで、スピーカーからの重音量に合わせて、ベッドが振動した。
驚いて彼女が起き上がった。
子供というかいたずらな子猫みたいだ。
面白くて微笑んでいると、
「頬にご飯ついてるよ。」
顔に手をやろうとすると、
その手を外して彼女が頬にキスしてきた。
「ウソ、ついてないよ。」
「…」
「今さっき私のこと笑ったから、仕返し…」
彼女はわざとふくれっ面をしている。
一瞬の沈黙を破り、ズンズンと響くベッドの振動は、
もう一人の僕のスイッチを入れた。
僕は彼女にキスを返す。
「私、変かな。」
彼女が言う。
「いや、いいよ。」
キスは続き、僕は彼女のブラウスのボタンを外していった。
彼女の白い肌に、また巡り会えた。
キャミソールをめくりあげ、ブラジャーから溢れてこんもりとした胸を指で触れる。