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夢…獏の喰わぬ夢
第3章 春雨


愛撫を続けると

「くぅ…」

彼女の口から喘ぎが漏れた。

彼女の中の一番敏感な内側も探り当てた。そこを衝く。
彼女に先ほどの余裕はない。
彼女の腰を持ち上げコントロールする。
声を漏らしながら彼女はしがみついてきた。

舌を絡めながら、彼女の腰を持ち上げ、僕の先端を彼女の入り口まで抜き、そのままにした。

彼女は尽くすようなキスをしてきて、

「ダメ…っ」

と漏らした。

「何がダメなの?」

とお返しした。

「止めないで…」

彼女の敏感なところを一気に衝くように彼女を下ろした。

「あぅ…」

彼女がヒクヒクと締まっていくのが分かる。

焦らしていた場所全てに触れ、ペースをとると、僕の動きに合わせて彼女の喘ぎ声が漏れる。

「気持ちいいの?」

「…イイ…」

はっきり言葉にして解放された彼女を、僕は突き上げながら、

「僕もだよ。」

彼女が痛いぐらい抱きついてきた。
そしてすぐにピーンとのけぞり、彼女の体に電気が貫いたのが見えた。

同時に彼女の内側がヒクヒクしながら締まり、苦しいくらいにキツくなった。

僕の感覚も研ぎ澄まされ限界だった。


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