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夢…獏の喰わぬ夢
第5章 夢の中
あぁ…だめっ…ぁあああああん…
彼女の体がしなりビクビクと震えだす。
快感に達したんだと気づいた。
クローゼットから取り出したものを装着して彼女に訊く。
「いい?」
「うん…来て…」
元居た場所に回帰すべくはち切れそうになった自身をあてがった。
ゆっくりと、押し進めていく。そうしないと高ぶりがそのまま弾けてしまいそうだった。
温かく優しく、それでいてキツく彼女に迎えられる。
はぁああん…
彼女もとても気持ち良さそうだった。
初めてでないというだけで、少し余裕が出たのだと思う。
彼女の様子を窺い、馴染んだのを確認して動きだす。
彼女が手の甲を唇に当て、声を抑えているのもわかる。
もっと良くしたくて体を倒し、口づけをする。
彼女の舌が甘えたように追いかけてきた。
ズチュン…ズチュン…
動きに合わせて身を捩る彼女を、もっと乱れさせたくなる。
彼女の膝を折りながら、支えにして、深く奥まで突き入った。
あああっ…あああっ…
彼女の声に余計に拍車がかかり、そこからは無我夢中で突き入れる。
だめぇ…もう…いっちゃぁあ…
シーツを握り締め仰け反る彼女の最奥で思い切り放った。