この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Secret 2
第20章 全ての卒業
「・・・・えーーっと・・・(笑)・・・この会社に入って・・8年・・色々あって・・迷惑もかけたこと、沢山ありましたがーー・・・本当・・いい仲間に出会って・・超楽しかったです(笑)」
健二はぐすぐすと泣き出し・・・拓海も新人クンも・・・腕で涙を拭いていた・・。
「トップっていう・・器じゃないけど・・(笑)よく皆俺らに付き合ってくれたなーって・・感謝してます・・こうやって集まってくれた・・皆にも・・感謝してます・・。」
「涼さんー・・・・うっ・・・俺ーーー別れたくないっすーーー」
健二が子供みたいに泣き出した・・
「(笑)・・・健二ーー・・これは・・別れじゃねーよ・・・これからも俺らはOBだし、・・・また会う事だって沢山ある(笑)・・・・社員旅行で沖縄来てください!!(笑)8年間、ありがとうございました!」
涼が深く頭を下げると・・・皆から・・盛大な拍手と・・励ましの声が・・・。
・・・・涼泣いちゃったかな・・・
下を向いたまま微かに目を擦った涼を眺めた・・・・。
『・・・・では、まず・・堂本祐司から・・・会社からの送別品贈答をお願いします・・(笑)』
祐ちゃんは5つの袋を持って・・・
・・・5つ??・・・・
皆に・・・時計を渡し・・・私のところに来て・・・
「・・・(笑)時計は・・・誰かさんがあげたいって言ってたから・・・結城ちゃんにはこれね??」
「・・へっ??・・・私にっ??」
・・・カルティエっ・・・・
「使ってね??(笑)」
「・・・お兄ちゃん・・・・」
『はーーい・・ではぁ・・10階フロアから・・皆さんにビデオレターのプレゼントでーす・・今から流していきますんで・・・ご観覧下さい(笑)・・・・じゃぁ・・最後に・・結城ちゃんから??(笑)』
「・・・はっ??・・・お前何っ・・??」
涼がビックリした顔で言った。
「・・・へへっ・・(笑)内緒で用意してたんだぁーーー・・」
私はコソコソ・・和也の方に行って・・・持ってきたアルバムを4冊・・皆に手渡した・・・。