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島人物語
第18章 罰

「結城ーーー・・マジでさー・・、もう帰って来いってーー・・・」
淳は私の後を付いてきて言った。
「・・・・涼は・・・・別に何も言わないし・・・・。」
そう・・・。
あれから出て行ってから・・・。
一度も会う事は無い・・・。
私が避けていたのはあるけど・・・。
「アイツも色々考えてるんだって・・・ってかー・・アイツ今超熱出してさーーーー・・・・。」
・・・・・・。
「知ってるし、朝一樹が来たもんッ!!」
「えっ・・・一樹来てるのッ????」
・・・・・・。
私はバス停に並んだ・・・。
「あのさー・・・、車あるんだから送るけど???」
・・・・・・。
「いい・・・一人で帰るから・・・・。」
私もいつまで意地を張ってるんだろう・・・。
分かってる・・・。
なのに・・・
後戻りできないでいるの・・・。
淳は私の後ろでため息をつき・・・。
「とにかくー・・・、アイツはマジでお前との事ちゃんと考えてるから・・・。取りあえず俺はアイツがダウンしてるって言いに来ただけだから!!」
そう言って・・・。
行ってしまった。
はぁ・・・・。

