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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第10章 滝本美晴
『後な??・・・勝手な予想だけど、アイツの旦那は普通じゃないし・・・今仕事もしてない様子だ・・・』
えっ・・・
『人の家庭の事をとやかく言うもんじゃないから口は出さないけど、・・・とにかくー・・ちゃんと見ててやってくれよ??(笑)』
・・・・・。
そして美晴さんは・・・
本店で有休を使って少し休みを取って・・・横浜店に移動してきた。
課長に言われて・・私は美晴さんと一緒の日にシフトを組む様になり・・・
美晴さんの事をずっと見ていた・・・。
なんか・・・・・。
心配だったから・・・。
「で??・・・・・なにか・・・・あった???」
木田君が煙草を吸いながら真剣な顔で言った・・・。
・・・・・・。
「んー・・・一回・・・首に痣みたいのがあったのと・・・左手に怪我してて包帯巻いてきたんです・・・」
でもあの日は・・・・・・。
休み明けに龍君と一緒に出勤してきたし・・・。
きっと龍君も知ってるはず。
「え・・旦那の暴力って事???」
多分・・・・・・。
「そうだと思う・・・」
「マジでッ????」