この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第12章 滝本幸助
幸助said
桜が見える某ビルの5階・・・。
俺は足を組みだされたお茶を啜った・・・。
ガタンッ!!
荒っぽくドアが開きバタバタ人が走ってくる気配・・・。
「滝本さん、遅くなりましたッ!!お待たせしてしまってすいません!!」
背広を着た40代の男・・・飯岡さんが大きな封筒を抱えて俺の前に腰掛けた。
「お忙しそうで・・・(笑)」
俺が言うと飯岡さんは笑った・・・。
「(笑)最近忙しくて・・・あ!!でもこのお仕事は無事・・完了いたしました(笑)」
そう言って俺の前に持っていた封筒を差し出した。
・・・・・・。
俺がその封筒をじっと見つめ・・・飯岡さんの顔を見ると・・・。
「まぁ・・中をご確認ください・・(笑)ご説明はその後に・・・」
・・・・・。
黙ってその封筒を手に取って・・・。
中を覗いた。
ゴクっとつばを飲むと・・・
「・・・滝本さん、・・・見たらそれは現実を突き付けられることになります・・・しかし、今後の事を考えたらちゃんと受け止めた方が良いかと・・・」
・・・・・。
その言葉で大体わかる。
俺はため息をつき中身をテーブルに出した・・・。