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第13章 家出

母に・・・。


幸助と別れたいと言ったら何て言うだろう。


電話を握って考えた。


怒るだろうか・・・。




ジッと電話を眺めていると・・・。

ブーーッ・・・

その思いが通じたのか・・・母からの着信。


・・・・・・。

「もしもし？？(笑)」

『あっ！！・・・美晴？？？』

・・・・・。

「うん・・・(笑)」

『はぁー・・良かったーー・・電話出て・・・。』



？？？？？？

「どうしたの？？？」

『どうしたのじゃないわよーー・・・貴方一体今何処にいるの？？？』


え・・・・。


「なんで・・・？？？」


『幸助さんがね・・凄い剣幕で電話してきたからぁ・・・。』


・・・・・・。


「・・・ごめんなさい・・・。」


幸助・・・電話したんだ・・・。


『もぉー・・・。どうしたの？？喧嘩でもした？？』


・・・・・。

お母さん・・・。


心配そうに・・話す母の声を聞いたら・・・。


涙が零れた。


「お母さん・・・。」


『ん？？(笑)なーに？？？どうしたの？？』


・・・・・・。


「・・・・ごめんね・・・・。」