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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第14章 気になる人



それから1週間くらい・・・。


私は龍君の店には近づくこともなく・・・・


朝ももっと早く来て・・・会わないようにして・・・


龍君が店の前を通る事があると裏に入った・・・。


私は現実を受け止められない。


私は既婚者で離婚も出来てないどうしようもない30歳・・・


貴方は若い彼女がいて・・・横浜と湘南の二重生活をする格好いい23歳・・・。


たまたま出会った私をからかった・・・。


私は・・・・。


「・・・・ちゃんと話した方がよくないですか???(笑)・・・」


私が裏でストック整理をしていると・・・・。


佐藤さんが笑って言った。


「え・・・・。話すことなんてないじゃない・・・(笑)変だって思ったんだー・・私30だし??・・・年の差あり過ぎじゃんッ!!(笑)」

言い訳をする時は不思議とどんどん言葉が出てきた・・・。


「(笑)美晴さん早とちりじゃないッ??龍君がからかってたとは思えないけどなー・・・」


「いやいや(笑)ほらっ!!お金あるし???(笑)きっと宿代とかもなんともないんじゃない???」


ペラペラ・・・・

誤魔化しの言葉を並べた。

「だってその一緒に居た女の子も彼女とは聞いてないんですよね??(笑)ただの知り合いかもしれないしーー・・・」

・・・・・・。



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