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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第16章 上地龍の素性
美晴said
胸が・・・・
ザクッと刺された気分だった・・・・・。
私は顔を上げ・・・龍君のパーカーから手を離した。
・・・・・・。
結婚してる・・・。
嘘・・・・。
「しかもお前・・・・(笑)」
幸助は笑いながら話し続けた・・・・。
「子供までいて・・・(笑)よくやるよな?」
子供・・・・。
龍君から少し離れると・・・龍君の拳がギュッと握られたのが分かる・・・。
子供・・・いるの??
「もう死んでるけどなっ!!(笑)」
幸助は高々と笑いながら言った・・・。
死・・・・。
嘘・・・・。
一歩一歩龍君から遠ざかった・・・。
龍君は振り返って・・・・。
「ごめんね・・・黙ってて・・・・」
・・・・・・・。
そんな・・・。
幸助は更に龍君に近づき・・・・・
下から顔を覗き込み・・・笑った。
「・・・虐待だって~ッ???・・・(笑)」
ぎゃ・・・・。
虐・・・待・・・・・
嘘ッ・・・・・・・。