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第17章 監禁

その頃・・・。



葛西の実家では・・・。


母が一人夕飯を前にして携帯を眺めていた。


時刻は早朝４時・・・・。


昨夜何度も美晴に電話をしたが出ない・・・。


メールをしても・・・・。



独身時代も何も言わずに帰らなかった事は無いのに・・・・。

心配で眠れなかった。


母は立ち上がってテレビをつける・・・。


「今日は・・・雨なのか・・・・。」


窓の外はまだ薄暗く・・・・


でも少し小雨が降っているのが分かった。


「美晴・・・・どうしたのかしら・・・・。」


幸助さんが・・・・。


何もしていなければいいけど・・・・。


今日は休みと言っていたけど・・・・。


後でお店に電話をしてみようかしら・・・。