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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第21章 幸助
美晴が出て行ってから2週間が過ぎた頃。
俺の電話に弁護士の堂本と言う男から電話があった。
舐めやがって。
俺がDV男だと???
アイツがいう事を聞かないからいけないんだ。
イライラして俺はその日・・・・・。
「お客さーん・・・・ちょっと起きろってー・・・・。」
ほっぺをぺたぺた叩かれて目を開けると・・・。
いかにもと言う感じの服装をしたチンピラみたいな男が俺の前に居た。
「起きた??(笑)・・・・ねーーー、金無いなら下ろして来いよ(笑)」
・・・・・・。
俺の周りを見ると若い女が見てみぬふりをして席を立ち去っていく。
「下す金もないんだけど・・・(笑)」
そう・・・。
銀行にも金はない。
なのに・・・
イライラしてキャバクラに来た。
カードが使えると思って・・・。
なのに・・・
カードは利用停止になっていた。