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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第4章 結婚生活って・・・・・。
「遅いんだけど・・・・腹減って我慢できなかった。」
幸助はまたゲームをしながら言った。
「・・・でも定時18時半だから・・・・」
私は材料を冷蔵庫に入れ言った。
「早く上がれないの?」
・・・・・・。
「早くは上がれない・・・しかも早く上がったら給料も下がるし・・・」
私がそう言うと・・・・
幸助は黙り込み・・・・。
あ・・・。
ヤバい。
持ってたコントローラーをテレビに投げつけたッ!!
ガチャーン!!!と・・・テレビ脇の写真立てに当たり・・・そのまま写真立ては落ちる。
「俺への嫌味か?」
・・・・・・。
「嫌味じゃないよ、・・・生活するにはお金が必要でしょ?」
幸助は振り返って・・・。
「お前が無駄に使わなきゃいいんだろっ?!」
立ち上がったッ・・・
ッッッ?!
「ちょっと・・大きな声出さないでってばっ・・・」
私は流し台の方に身を寄せ・・・・言った。
「お前が無駄に・・・病院だなんだって金使うからだろッ!!!・・・・使った上に流産なんてしやがってッ!!!」
・・・・・・・ッ
幸助はゆっくり近づいてきてカウンターに手をつきながらキッチンの中に入ってきた・・・。