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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第23章 嫉妬に狂う
幸助said
「・・・・湘南?・・・・・」
俺はあの真也という男の店によく出入りするようになっていた。
その日も俺はあの店の事務所に居た。
真也は俺に何枚かの写真を見せて笑った。
「高級マンション!・・・相手の男の詳細もわかったぞ?」
男の詳細なんてもう分ってる。
テーブルに置かれた写真を見ると・・・。
あの時俺を突き飛ばした若い男と・・・・。
美晴が手を繋ぎマンションを出る写真や・・・。
街中で手を繋いで笑う写真。
怒りがこみ上げた。
「詳細は知ってる・・・このマンションの場所を教えてくれ、俺が連れ戻す・・・。」
そう言って写真を投げた。
真也は脚を組み直し・・・・。
「アンタが行ったらまたコイツにやられるぞ?(笑)」
・・・・・・・。
こんなガキに?
確かにこの前は油断して・・・・。
「この前は油断したんだ・・・。今度は大丈夫、俺の嫁だ。自分で行く・・・。」
真也は笑って・・・。
「おい、コイツをあんま舐めない方が良いぞ?(笑)」
そう言った・・・。