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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第27章 拉致
タバコに火をつけ電話を耳に挟みながら仁に・・・。
龍・・・。
と、笑って言うと・・・仁も失笑して煙を吐いた。
「なんだよ、俺の元部下って~・・・何があった?(笑)」
俺がそう言うと・・・電話の向こう側の龍は・・・。
『桧垣真也、・・・元OHだって関係ねーからな?もし揉み消そうとするなら俺は訴えるぞ?それが嫌だったらお前の会社で桧垣を拘束でもしろッ!!!』
はっ?!
なんで龍の口から真也の名前ッ?
「何でお前が真也と繋がってんだよッ!アイツ何した?」
すると・・・運転中なのか雑音が凄い中・・・。
「彼女を拉致った、今から桧垣の店行くッ・・・。お前が来なかったら・・・アイツぶっ殺すか、・・・警察に引き渡すからッ!!!」
・・・・・。
俺は電話をしながらポケットから手帳を出し・・・。
祐司さんに真也の店何処か調べてもらうようお願いしてくれ
そう書き仁に見せると・・・・。
仁は直ぐにそれを持って喫煙所を出て行った。
「龍?・・・・今から行くからちょっと待て!」
すると・・・。
『待てるかボケ!・・・てか、桧垣は兄貴とお前に恨みを持ってるって聞いたけど何した?』
・・・・・。