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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第5章 龍
一緒に荷物を持って龍君のお店に向かった。
「美晴ちゃんは沖縄とか好き?(笑)」
突然の質問ッ(笑)
私は龍君の顔を見て笑って・・・・。
「そんな行ったことないけど、海綺麗だし癒されそうだしまた行ってみたいなって思うよ(笑)」
そう言うと龍君は笑って・・・・。
「この荷物沖縄送るんだよ(笑)兄貴は今沖縄住んでるんだ~ッ」
そう言った。
そっか、沖縄ってうちの店確かにないかも・・・。
龍君は続けて・・・・・
「今度沖縄ッ美晴ちゃんが行きたくなったらいつでも連れてってやるよ(笑)」
ッ?//////////////
えっ?///////////
なに言ってるのッ?////////////
そんな軽く言うからちょっとびっくりしたけど~・・・・
それにはなにも返答できなかった。
龍君の店の奥に荷物を置き・・・
私は逃げるようにして自分の店に戻った。
あんな風に買い物をする人って・・・いるんだ。
自分は毎日一日を生きるのが精いっぱい・・・。
お財布の中にはいつもギリギリ。
給料が入っても・・・自分が使えるお金は・・・。
行きたくなったら・・・いつでも連れて行ってあげる。
そう言った龍君・・・。
あんなこと言える・・・人って・・・。
私にとっては別世界の人だ・・・。
私は・・・関わっちゃいけないような気がする・・・。