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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第35章 俺のけじめ
美晴said
流産の事を思い出すと・・・。
涙が零れそうになった。
でも・・・お母さんは私の手を握って・・・。
真剣に聞いてくれたの。
「横浜で働きだして・・・龍君に出逢った・・・。その時・・私も龍君も既婚者ではあったけど・・・惹かれてしまいました。」
・・・・・・。
「自分を・・・人間扱いしてくれた龍君に・・・どんどん惹かれました・・・。」
あの時龍君に出逢わなかったら・・・・。
私はもしかしたら・・・本当に・・・・。
お母さんは私の手を握って・・・・。
「きっとあの子もね・・・(笑)・・・美晴ちゃんに救われたと思うわよ・・・(笑)」
そう言った。
龍が私に???
私は何度も瞬きをしお母さんの顔を見た。
お母さんは龍と同じ顔で優しく笑った。
「あの子・・・(笑)ボロボロだったから・・・・お兄ちゃんも凄く心配してたの・・・(笑)」
・・・・・・。