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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第35章 俺のけじめ
龍said
美晴とお袋は家を出て行ってからまだ戻らない。
俺は親父が縁側で酒を飲みながら三線を引く脇でアイコスを吸った。
親父は三振を引きながら・・・・。
「お前もーー・・涼もーー・・・大人になったなーー・・(笑)」
・・・・・・。
「今年24だよ(笑)」
そう言うと親父は笑って・・・・。
「まぁー・・・・元気そうで何より!・・・俺も可愛い娘が一気に二人できるなんて幸せよーーー・・(笑)」
2人・・・・(笑)
結城さんの事か・・・・。
「兄貴・・・結婚すんのかなーー・・・(笑)」
親父はタバコに火をつけ口に咥え・・・
「しねーのに沖縄連れて来たなんて・・・そんなバカな事しねーだろ!!(笑)」
確かに・・・・。
「結城ちゃんと結婚しねーって言ったらとーちゃん純ちゃんに詫びても許してもらえねーぞ!」
親父はゲタゲタ笑って言う。
純ちゃん・・・・とは・・・・・。
結城さんの亡き親父さん。
俺はあまり覚えてはいない。
アイコスを吸い煙を吐くと・・・・。
「お前も早く結婚しなさい!・・・・・」
・・・・・(笑)
「はーーい・・・(笑)」