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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第7章 夢


「春の行楽ッ????」

職場にも慣れ・・・私と佐藤さんは最初よりも距離は縮んだ。

「はい(笑)・・・いつもは参加しないんですけど・・・今回は美晴さんもメンバーに入った事だし・・・参加しようかって話になったんですけど難しいですか???」


佐藤さんに渡されたその紙をギュッと握って見つめた。


それは3月の春休み前にある定休日2連休を使った・・・このショッピングモール全体のイベントの案内だった。


「いつも飲み会とかあっても大石さんもこういうの苦手だし断ってたので誘われもしなかったんですけどー・・・多分美晴さんが龍君と仲良いから声をかけてもらって(笑)」

・・・・・。

龍君と木田君の店が幹事なんだ・・・。

「これって・・・場所は伊豆って書いてあるんですけど・・・日帰りですよね(笑)」


私が言うと・・・。


「なんか泊まる人もいるみたいですよ(笑)ほら、年に一回の2連休の定休日だから店ごとに泊まったりして楽しむんじゃないですか?」

あー・・・。

「うちは???」

「美晴さんが大丈夫なら泊まってもいいけど(笑)どうしますか?」

泊まりって言うと・・・お金かかってくるし・・・。

きついかなー・・。

「少し考えてもいいですか???(笑)」


私はその紙を貰って・・・ジッとその案内を眺めた。


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