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KOIBUMI
第16章 村尾先生
最悪だ。
俺は携帯を握りしめ職員室に居た。
「村尾先生??どうかしました?」
・・・・・・。
俺が務める副担任のクラスのベテラン教師・・・。
山城先生が言った。
「あ・・・、すいません・・・。何も・・・・。」
この時・・相談すればよかったのかもしれない。
でも俺は言えなかった。
午後はクラスのロングホームルーム。
クラスに山城先生と行くと俺の携帯のバイブが鳴った。
「すいません・・ちょっと・・・。」
俺が後ろを向き携帯を見ると・・・。
・・・・・・ッ?!
「村尾先生、携帯は後にしなさいッ・・・」
・・・・・・・。
頭が真っ白になった。
携帯には自慰している俺の写真と・・・。
その下に宮里からのメッセージ。
「1-Gの砂川麻友を連れて来い」
・・・・・。
1-Gの・・・砂川麻友。
振り返りクラスの生徒を見渡すと・・・。
一番後ろに座って鏡を見てる・・・・。
1年の中では一番モテる・・・
砂川麻友の姿。