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KOIBUMI
第24章 出口のないトンネル
凛said
「8時から13時・・・撮影・・・。15時からロケ・・・」
淡々と・・・車内で説明をされて・・・
私はうたた寝・・・。
ポンポン・・・
肩を叩かれて・・・
目を覚ました。
「凛・・・・目を覚ませ・・・・」
冷たい表情と声・・。
「はい・・・・」
静かな車内は誰も話をしない・・・。
外を眺め・・・
いつまでこんな生活が続くんだろう・・・。
あの・・・淳と泊まった沖縄・・・。
あれから・・・2週間。
結局・・・・お金も返してない。
「凛、・・・今月分・・・・」
小さな封筒を渡された・・・・。
「はい・・・・・。」
目の前が真っ暗なトンネル・・・。
もう・・・・前が見えないの・・・・。