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KOIBUMI
第24章 出口のないトンネル
凛は一気に・・・・
何かが切れたかのように涙を流した。
「・・・・っ・・・・・」
「いいか?・・・・全部吐けよ・・・・」
頬を撫でると・・・下を向いてシーツをギュッと握った。
「凛・・・・今言わなかったら・・・・」
「・・・うっ・・・・・」
「もう・・・・」
顔を上げ・・・・
俺の顔をじっと見つめ・・・・・・
「淳・・・・・・」
ガタガタ震える唇・・・・・。
「・・・絶対・・・・何処にもいかねーから・・・」
・・・・・・・。
「・・・淳っ・・・・///////」
肩を少し上下させ・・・・
「・・・凛・・・・」
俺の腕をギュッと掴んで・・・・・
「・・・・助けてぇ・・・・・・・」
泣き崩れた・・・・。
小さな凛は・・・痩せて・・・また小さくなった。
俺の腕にしがみ付いて・・・助けを求めてきた。
俺は直ぐに凛を・・・抱きしめて・・・・
「気づけなくて・・・・ごめんな・・・・」
俺の腕の中で首を横に振って・・・・
凛はずっと・・・・
泣き続けた・・・・。