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KOIBUMI
第28章 自分じゃない・・・自分
凛・・・。
肩を震わせてまた・・ポロッと・・・。
一回流れた涙は止まらない・・・。
「凛・・・・」
俺は凛の肩を両手で掴み・・・。
・・・・・・。
ゆっくり・・・。
抱きしめた・・・。
「凛は~・・・知らないと思うけどな???」
そう・・お前は今日初めて見たから・・・知らないと思う・・・。
「でも、・・お前スッゲェ~・・・回復してんだぞ???(笑)」
凛を抱きしめ頭を撫でると・・凛は・・・声を出さずにまた泣き出した・・・。
しゃっくりみたいにして・・・ヒックヒック・・泣いた。
「昨日より今日のが綺麗になってるし、きっとまた明日・・もっと綺麗になって~・・・退院する頃にはビックリするくらい綺麗になってるかもだぞ?(笑)」
凛は俺のシャツをギュッと掴み・・・・。
首を横に振った・・・。
一回凛の顔をまた見ながら・・・凛の顔を両手で触りながら・・・。
「完全に治るよ(笑)」
俺が言うと・・・。
凛は子供みたいにボロボロ涙を流しながらまた首を横に振る・・・。