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第6章 男心

「湊は？？？(笑)・・・あの～・・・瑠衣ちゃん・・・ちゃんと話したら？？？」


拓海は鍋を突っつきながら笑って言う。

話す・・・か・・・。

俺は器をテーブルに置き・・・・。



「俺は情けねーよ・・・・。」

ここ最近・・・本当に自分が嫌で仕方ない・・・。

拓海も器を置きアイコスを吸った・・・。

「どうした？？？・・・らしくないじゃん・・・(笑)」

らしい・・か・・・。

「俺はこんなだよ・・・情けなくて・・・(笑)アイツから逃げてるだけだ・・・・。」

そう・・・。

アイツが逢いに来てくれても・・・・。

なんか・・・。

手が出せない・・・・。

「湊・・・・(笑)・・・・瑠衣ちゃんの事好きだったんでしょ？」

・・・・・・。

拓海はオミから聞いたのか？？？

(笑)

「あの時は・・・俺も何も考えてなかった・・・・だから好きになったんだ・・・・」



そうだ・・・。

あの時は子供だったから・・・。

何もそこまで考えていなかった。