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第2章 再会

終業時間になると隣のフロアーから和也さんと仁がやってきた。

「湊、もう行ける？？？」

仁が笑って言った。

あ～・・・・・。

行きたくねぇ～・・・。

なんなんだよっ！！

海外セレブパーチ―って！！！

俺はデスクを片し・・・引き出しから車の鍵を取り・・・。


「行きたくねぇけど・・・・はぁ～・・・・。」

ため息交じりでジャケットと鞄を持って席を立った。

仁が苦笑し奥のエレベーターホールへ・・・。



「健二ー・・・俺もう上がるから後宜しくな～・・・・。」

手を上げて言うと健二はニカッと笑って右手を上げた。

はぁぁ～・・・・こんな定時でオフィスを出れるのはスッゲェ嬉しいんだけど・・・・


そのまま家に帰れたら最高なのに。



「超面倒くせぇ・・・・」

ボソッと言うと隣で仁が失笑し・・・・。

「今夜俺ホテル取っちゃった！帰るの面倒じゃね？」



・・・・確かに・・・・。


「俺も取ろう・・・・ホテル取っちゃえば酒飲めるし・・・・。」

「でもこんな事が無いと定時で上がれねーしまぁ、ラッキーだと思え(笑)」

和也さんが笑って言った。


ったく・・・。


マジ面倒くせー・・・。