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第18章 向き合う事

瑠衣said





湊の大きな手。





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湊の方を見ると・・・湊は私の顔を見て・・・。





「お前が・・・・あの日も俺に言えなかったのは・・・・きっと俺の事を考えての事だって分かってた・・・。」






湊・・・・・。






「きっとお前は俺に島村のことを言ったら・・・島村を許さないのを知ってたから俺に言わなかった・・・・そして・・・俺の将来の事も考えて黙ってた・・・。」






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「俺もな？？・・・・あの時はすっごく悔しくて・・・自分が何も出来ないガキなんだって実感した。」







そんな事・・・ない・・・。





私は湊の手に自分の手を重ねて・・・。





首を横に振った・・・。






「湊は・・・・ガキなんかじゃなかった・・・・(笑)私なんかよりしっかりしてて・・・凄く頼りにしてた・・・・。」






それは本当の事。







「あの時・・・私は自分の事を守ることも考えた・・・・卑怯だったって・・・何度も後悔した・・・・。」







私は湊を守るふりをし・・・きっと自分の事も守ったの。







それが・・・・







そんな自分が凄く嫌だったの。