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第31章 悪役の過去

真也の気持ちには・・・・。





ずっと気付いていた。





でも子供のころから知る真也に対してどうしても・・・・。





男として意識することは出来なかった。







そんな話を・・・。







近くの病院の待合室で私は・・・・・。






瑠衣の彼氏と・・・幸の彼に話した・・・・。






2人は顔を見合わせ・・・・。






「じゃ・・・、真也は昔は普通だった？」






湊君は私の目を見て聞いてきた。






「そうね・・・。昔は素直で・・・良い子だったんだけど・・・・。」







あの後・・・堂本さんという男の人が来て・・・・。





真也と・・・もう一人の直樹という男を連れて部屋を出て行った。






私達は・・・・瑠衣と幸ちゃんを念のため病院に連れて来て・・・今2人は診察中。







「はぁ・・・。でも・・・・まさかあのマンションに入り込むとはな・・・・。」







湊君は下を向いてそんな事を呟いた・・・。






もう一人のイケメン・・・仁君も黙って下を向き・・・






ため息。