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第31章 悪役の過去

俺が辞めたら～・・・。





拓海にチーフをお願いしたいけど・・・・。





こいつももしかしたら・・・・。






「拓海ちょっといい？？？」






俺は席を立って喫煙所を指さした。






拓海は笑って俺の後を付いて・・・喫煙所に一緒に入る・・・。






アイコスを差し・・・一緒に一服・・・・。






「湊会社辞めるの？？？(笑)」






・・・・・・・。






俺は思わず顔を上げて拓海を見た。






「拓海は？？？辞めないの？」






拓海は笑って・・・・。






「俺は～・・・彼女と結婚したいけどお前ら程資産があるわけじゃないし、もう少し続けるよ(笑)彼女も理解してくれてる・・・・。」






オミがッ？？？(笑)






「そっか・・・。」






俺は・・・瑠衣がせっかく日本に戻って来て・・・これからアイツはどうするか分からないけど・・・・。






「俺はもう・・・後悔したくないんだ・・・・。」






もう・・・アイツを失って・・・・。





後悔したくない。






オミの方が瑠衣より少し年上だからこんな事を思うのは申し訳ないけど・・・・。







瑠衣が30になる前に・・・。







せめて入籍したい。