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第31章 悪役の過去

あの日・・・。





幸と瑠衣は入院もすることなく・・・。





あんな事があったマンションに戻すのは・・・・心苦しく・・・・。





その日はホテルに4人で泊まった。






でも幸は・・・マンションに帰りたいと・・・・。






翌日・・・・。







俺と湊は2人をマンションに送り・・・・俺は直ぐに有休を取った。







幸は食事を全くとらず憔悴しきっていた。







「幸・・・(笑)・・・傍に居るから・・・少しでも食いな？」







幸の手を握って・・・。






髪を撫でると・・・。





幸は泣き出す・・・。







・・・・・・・・。






俺はそのままうどんを持ってキッチンに戻った・・・・。






俺じゃ・・・力になれないのかな・・・・。





どうしたら・・・。





前みたいに笑ってくれるんだろう。