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第31章 悪役の過去

私はまた名刺を見て・・・・和也君の顔を見た・・・。





ＯＨって・・・。





何でイケメン揃ってんの？(笑)





「何々？？なんか変？？(笑)」





・・・・・・。





和也君はニッコリ笑って言うけど・・・。





アンタその笑顔で何人の女泣かせた？？？(笑)とか・・・疑う気持ちも少々(笑)





でもな～・・・。





美晴を見るあの目を思い出すと・・・やっぱお人好し王子様っぽいし(笑)






「あのぉ～・・・変なことを聞いても良いですか？？？」






私が言うと和也君はアイコスを口に咥え・・・。






「いいよ(笑)」





・・・・・・・。






「桧垣真也って知ってます？？？」








私がその名を言うと・・・和也君は一瞬顔を歪ませ・・・・私を見て・・・。





少し苦笑い。







やっぱアイツ何かしてんだ・・・。







「真也を知ってるの？？？(笑)」






和也君は煙を吐きながら言う。






・・・・・・。






「私～・・・実は・・・・この前まで・・・・あの～・・・知ってるか分からないけど・・・上原湊君の彼女の葉月瑠衣のマンションに泊めてもらってて(笑)」







私がそう言うと・・・和也君はまた私の方を見て・・・・







「えっ・・・瑠衣ちゃんッ？？？・・・・って事は・・・この前の事件があった時一緒に居た女の先輩って君？？？」







(笑)(笑)






なーーんだ(笑)何でも知ってるんじゃんッ(笑)