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第32章 裏取引

「あ～・・・もしもし？？はいはい・・・(笑)はいそうです！！」





掛かってきた電話に対応しながらメモを取る・・・。





「そうですね～・・・これは結構レアものなんで～・・・1本10万でお願いしてるんですよ(笑)はいはい・・そう！無修正です・・・。」





湘南の海沿いのファミレスでそんな会話。





「わかりました(笑)では～・・・直渡しでッ・・・1時間後に・・・・。」







電話を切って紙袋の中のＤＶＤを確認・・・。





よしよし・・・。





横須賀駅で1時間後か・・・もう行っとくか・・・・。






そろそろ枚数減ってきたし・・・また焼いてもらうか・・・・。






ファミレスを出て駐車場に止めていた車に乗り込み・・・・。






財布の中の金を確認(笑)





俺って金持ちじゃんッ！！！







あ、・・・俺？？？





俺は久々この前登場した島村直之。





弟の直樹はあの日から連絡は取っていない。





真也さんとも・・・・。





あの日、俺はあの美人なお姉さんに投げられて慌てて逃げた。






エレベーターホールに向かうと・・・あの・・・・。





上原湊と・・・もう一人髪を一本で縛った男がエレベーターから降りて来て・・・俺は慌てて隠れた・・・。





陰からその二人を見ていると・・・2人は鍵をあけ・・・。






葉月瑠衣の部屋に入って行ったんだ・・・・。








今のうちにッ・・・・。







2人が部屋に入っている間に俺は慌てて逃げた。






間一髪・・・。