この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
KOIBUMI 2
第14章 新しい年の色んな人の挨拶
OHとは現社長の堂本氏が1代で築いた大手企業。
東京の中心銀座に本社自社ビルを2つ設け、その内部は誰も知らない。
しかし今や日本の大手企業の裏にはOHが付き、その名を轟かす・・・・。
日本の金融、行政までもがOHには逆らえない・・・・。
多くの政治家も関係しており、現総理大臣でさえも何も言えないと・・・・。
影の総理大臣とも言われている。
しかしその社長堂本氏は温厚な能天気なオジサンで有名(笑)
怖さを全く見せないその姿に・・・・何を皆がビビっているのか???
それは俺も橘結城の元旦那の報道の時思い知った。
力でもない、金でもない・・・・何の力???と言われると疑問だが・・・・。
あの日、白金の橘結城宅で張っていた報道陣を割って入ってきたベンツ。
そこから出てきたのは男二人。
一人は堂本氏の跡継ぎ、次男の堂本祐司・・・。
もう一人は・・・OHの社員でもある長身の・・・・テレビ業界でも見たことない位イケメンの男・・・。
上地涼と名乗った。
2人はスマートなスーツを着こなし、報道の奴らに言ったそうだ。
「これ以上橘結城を追わないで下さい」
それだけだ。
名刺を受け取った奴等は皆誰も何も言い返さず直ぐにその場を逃げるようにしてさったそうだ。
最後まで居たうちの記者。
そこで二人はその記者に・・・・。
「どこの記者さん?」
そう聞かれた時の威圧感・・・・。
記者は耐えられず帰ってきたという・・・・。