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KOIBUMI 2
第26章 裏切者の切なる思い
由美と明を忘れたわけでも・・・嫌いになったわけでもない。
俺にとっては大事な人だ。
アイツ等は直ぐに俺をこの部屋に連れてきた・・・・。
居場所を言わなければ由美と明を・・・・。
手を掛けると言った。
何度も殴られて・・・・一回あいつ等が離れた時由美に電話をした。
逃げろと・・・・。
でも・・・取り合っては貰えなかった。
そして・・・。
昌也は人を雇い由美の家と明の学校を調べ上げて・・・・。
「今言わなかったら24時間以内に二人をヤル」
そう言った。
何度もそれだけは勘弁してくれと頼んだが・・・・・。
あいつ等は俺を殴って・・・・。
「嫌なら淳の居場所を言え、自分の子供と友人・・・どっちが大事?」
・・・・・・。
淳・・・・。
凛ちゃん・・・・。
ごめん。
俺は・・・・。
自分の娘と・・・由美を取った。
ごめん・・・・。