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KOIBUMI 2
第30章 あの人の正体



真っ黒い・・・拳銃・・・・。


それを持っていたから港に居た人間は一気に逃げたんだ・・・・。


昌也はニヤッと笑って・・・・。


「皆川さんから・・・・お前から・・・・1億奪ってくるよう言われた・・・・(笑)それでこれを持たされたんだ・・・・・」


皆川?


大角会の奴か・・・。


あのジジイ・・・。


昌也と手を組んだのか?


ゴクっと唾を飲み・・・・


凛を隠し後ろで凛の手を握った・・・。


「淳・・・淳ダメ・・・逃げよう・・・・」


凛はガタガタ震えて言う。


・・・・・・・。


大丈夫・・・・。


お前は死なせないから。




少し後ろを見て・・・・。



「凛・・・・」


名前を呼ぶと・・・凛は顔を上げた。


「・・・死んでも好きだ・・・・(笑)」


銃を出されたら・・・俺も敵わない。


凛・・・・。


凛は真赤な顔をして俺のTシャツを震える手で握って・・・・・。


「何言ってんの・・・???///////・・・・・いや・・・・」


きっと・・・。


もうダメだな・・・。




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