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KOIBUMI 2
第1章 好きな人の行方
凛さんは・・・。
もう泣きつくしたのか・・・。
笑って私達にボードを見せてきた。
涼は凛さんの前に座り・・・。
「蓮見・・・淳の~・・・居場所は俺等しか知らないんだ・・・。お前教えたら行くっていうだろ?」
・・・・・・。
凛さんはまたボードに・・・。
『行くに決まってる』
そうだよね・・・。
「いやいや、お前が行ったら目立つしとにかくあぶねーよ!!!」
半次が言った。
凛さんは泣きはらした目で私達を見て・・・。
またボードに何かを書きだした。
『あの人寂しがり屋なの』
・・・・・。
皆は黙ってそれを見た。
『あの人は一人なんでしょ?』
・・・・・。
胸が痛い。
『私が傍に居たいの』
もう無理ッ・・・。
「涼お願い・・・凛さんに淳の居場所教えてッ・・・私もう見てられない・・・。」
涼の肩を掴み言うと・・・涼は一回ため息をついた・・・。
すると凛さんは涼の前にしゃがみ込み・・・。
『髪切るから』
・・・・・。
『私だって分からないようにするから』
・・・・・。
涼ーッ!!!!!//////////