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もしもシリーズ〜自作品のキャラ達のラブシーン満載。
第11章 天地 神への誓い ロイド&アル
・
晴天の日──
復活祭を迎えたここルバール大国の街道は、祝う街人達でいつにも増して、賑わっていた。
「ねえロイド…可笑しくないかな…//」
「ぜんぜん…すごく似合ってる」
ロイドは照れ臭そうにうつ向くアルを優しい目で見つめていた。
ブルーのワンピースの裾が風に踊る。
女の子の姿に戻って可愛く着飾ったアルにロイドは胸を高鳴らせていた…
「アル…街を観て回る前に先に寄りたい所があるんだが行ってもいいか?」
そう尋ねられ、アルはうん、と答えていた。
二人は自然と手を繋ぐ。
少年の姿をしていないアルは堂々と女の子らしく振る舞う。
人混みで腰を抱かれロイドに優しくエスコートされながら、アルは表通りを歩いた。
アルは街外れの小高い丘に連れて来られていた。
目の前には小さな教会。
寂れたように見えるのは、ルバールで一番古い由緒正しき教会の証拠でもある。
厳かな佇まい──
中に入ると天窓から洩れた射光が教会の片隅にポツンとあるパイプオルガンを微かに照らしている。
晴天の日──
復活祭を迎えたここルバール大国の街道は、祝う街人達でいつにも増して、賑わっていた。
「ねえロイド…可笑しくないかな…//」
「ぜんぜん…すごく似合ってる」
ロイドは照れ臭そうにうつ向くアルを優しい目で見つめていた。
ブルーのワンピースの裾が風に踊る。
女の子の姿に戻って可愛く着飾ったアルにロイドは胸を高鳴らせていた…
「アル…街を観て回る前に先に寄りたい所があるんだが行ってもいいか?」
そう尋ねられ、アルはうん、と答えていた。
二人は自然と手を繋ぐ。
少年の姿をしていないアルは堂々と女の子らしく振る舞う。
人混みで腰を抱かれロイドに優しくエスコートされながら、アルは表通りを歩いた。
アルは街外れの小高い丘に連れて来られていた。
目の前には小さな教会。
寂れたように見えるのは、ルバールで一番古い由緒正しき教会の証拠でもある。
厳かな佇まい──
中に入ると天窓から洩れた射光が教会の片隅にポツンとあるパイプオルガンを微かに照らしている。