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もしもシリーズ〜自作品のキャラ達のラブシーン満載。
第3章 イケナイ調教師(天地シリーズ)
ギリシャ神話の英雄、アキレウスの像にも劣らぬ鍛えあげられたロイドの背中の筋肉がアルを強く抱き締めたまま硬直する。
愛しく絡みついてくるアルの中。真綿のように温かく柔らかいそこは、熱い脈を打ち返すロイドの硬い自身を何度も締め付けるとロイドは堪えきれずに低い声を漏らしていた。
ぶるっと一瞬、ロイドの引き締まった背筋に力が入り震える。
アルの中に一気に解放されるロイドのほとばしりがアル自身にも伝わり、アルは恍惚とした吐息を漏らした。
「ハァ…っ…アル」
ロイドは再びアルを包むように抱き締める。
最高だ
こんなにも愛しいアルを思いっきり抱けたことに悦びの言葉が見つからない。
果てても冷めやらぬ熱い想いに溜め息だけが繰り返される。
逞しい肩に絡まる細い腕を外すと、ロイドは繋がったままアルの白い肌にキスの雨を降り注いだ。
「あっ……ロイ、ドっ…」
吸い付かれるように押し当てられる熱い唇にアルの躰がピクリと跳ねる。
「アル…」
「ロイド…っ…もっとしてっ……」
「……!っ…」
アルは物欲しげにロイドを見つめる。
「だって…躰がまだ熱いの…っ…病気治らなきゃ帰れない」
「――っ!…アル…っ……」
愛しいアルの刺激的な言葉が果てたばかりの男根を誘惑する。
ロイド自身はアルの中でググっと頭をもたげ、また張りを帯ていた…
今宵は冷めぬ二人の体温に、お医者さんゴッコの終焉は来そうもないようだった…
〜イケナイ調教師〜
完