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またいつか貴方と
第12章 研修学習会
とうとうやってきた研修学習会。
部屋は亜里沙と違う班の女の子と一緒。
「亜里沙ー。直人くんとどう?」
『どうって?』
「直人くんって大学行くの?」
『行かないよ。直人は就職組だから。』
「へぇー。亜里沙は?」
亜里沙はしたいことがあるから
専門学校に行こうと思っていると言った。
ネイリストになりたいらしい。
亜里沙らしいと思う。だっていつも
ネイル気にしてるもん。
『沙綾はどうするの?』
「結婚するの…。」
『え?』
「え?」
亜里沙はびっくりした顔でえ?って何回も聞いてくる。
『聞き間違い?』
「ううん。聡くんがプロポーズしてくれた。」
『そっか。隅田先輩働いてるもんね。』
聡くんはあれから忙しそうに仕事をしている。
聡くんのお父さんはある大きな会社の経営者。
おじいさんの代からやっててお父さんが
今のところまで大きくしたらしい。
「でも、大変そう...」
亜里沙は何でと聞いてきた。