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またいつか貴方と
第13章 二人の決意
「沙綾、学校どうするの?」
あっ、そうだ。聡くんにも話しとかなきゃ。
「あのね、お母さんと話して
夏休みになるまでは行こうと思う。
夏休み入ると同時に退学届けだすつもり。」
「そっか。じゃ、あと2ヶ月か。
楽しんでな。ごめんな。辞めなくちゃいけなくなって。」
「聡くん謝っちゃダメ。
私たちの赤ちゃんのためでしょ?」
するといつもの優しい顔の聡くん。
「じゃぁ、夏休みになったら籍いれよっか。
結婚式はー...またいつか。」
「うん!!!」
私は心に誓った。
夏までは学校をめいっぱい楽しむ。
それからは家族のために家事を頑張る。
そして私たちは近くの不動産会社に来ていた。
家から近いところのオートロック付きの
マンションを探すことにした。
聡くんの条件で
実家には徒歩10分以内
オートロック付き
エレベーターもあって駐車場があるところ。
何件か出してもらって候補として考えることにした。
それから私たちの赤ちゃんを迎える準備
家族を作るための準備を始める予定だった。