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第2章 始まり

聡くんは少し気まづそうに応えてくれた。


『さあちゃんが携帯買ってもらった中３の時に
綾人に聞いた。』


綾人．．．はお兄ちゃんです。
仲良しだったの。
聡くんとお兄ちゃん。
お兄ちゃんは県外の高校になったから
離れちゃったけど今でも連絡とってるらしい。


『綾人は俺が沙綾のこと好きなの知ってたんだ。
さっき電話して沙綾と付き合うことになったって
一応報告したら喜んでくれた。
妹をよろしくって。』



．．．／／／／／／

付き合う！！

そうだよ。私たちは付き合う事になったんだ。
改められると恥ずかしくなってきた。



「あっ、そうだ。
さっき真奈美ちゃんにも伝えたらすごく
怒ったような顔してたの。」

『真奈美って誰？』

「ほら、私を会議室に呼んできてって頼んだんでしょ？」

『あー。あいつね。
下の名前知らねぇ…
山下だっけ？』


「山本ーーーーー！！！！！
同級生でしょ？覚えなよ。」



すると聡くんも少し困り顔で口を開いた。