この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
またいつか貴方と
第15章 癒しの海
家の前で聡くんと別れて家に入る。
お母さんにご飯は?と聞かれたので
早苗さんのカフェに聡くんと行ったことを伝える。
『行ってきたのー?美味しかったでしょ?』
お母さんの言葉にうん、また行きたいと返して
部屋に上がった。
隣の綾乃の部屋からは
キャッキャッと甲高い声で話してる声がする。
さて明日もまだ学校だから早く
お風呂入って寝よう。
お風呂に入るため階段を降りリビングの横を通ると
お兄ちゃんと蘭さん、お母さんの
楽しそうな声が聞こえてくる。
お兄ちゃんいい人見つかってよかった!
ルンルンしながらお風呂に入ろうとすると
洗面所からお父さんが出てきた。
『お風呂か?』
「うん」
『体調悪くないか?』
「うん。」
『ならいい。無理しないようにね』
「うん」
いつもうん、とかそう、とか
そんなことしか言えなくなってるな。
これじゃダメかと思ったから振り返って
お父さんに伝えた。
『心配かけてごめんね。ありがとう』
お父さんは恥ずかしいのか手を上げるだけして
リビングに戻っていった。