この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
またいつか貴方と
第16章 人の温もり
こうやって家族でご飯を食べることが
私の何よりの楽しみでもある。
思春期には親と話をしないとか
ご飯食べない、洗濯は別でとか
そんなの私はどうでもよかった。
むしろ仲良しな家族でありたいと思う。
「何が楽しいの?」
「家族の中に聡くんが一緒にご飯食べてること」
『沙綾は昔からそうよね?
誰かいないと何で居ないの!?って。』
『最近ではその怒ってた奴が1番居ないけどな。』
「だから久々だから嬉しいの」
お兄ちゃんにツッコまれたことは間違ってない。
最近家族でご飯食べてなかった。
「楽しいね…っ。」
涙がとまらなくなってしまった。
やっぱりこの家族の温かさが私には心地いい。
すき焼きもおいしかった。
お母さんの作った野菜たっぷりのポテトサラダ
大好きなものを作ってくれている。
デザートには...
私の大好き...
「クリームブリュレ...」