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またいつか貴方と
第22章 危ないから辞めなよ
その帰り道
「なんだー飛鳥も祐輔くん
好きだったなら早くお互い気持ち言えばよかったのに。」
私はブツブツと独り言を言いながら
聡くんの車に乗っていた。
「沙綾はあぁいうこと普通にできるからすげぇな。」
「ん?」
「普通あの場であんなこと聞けねぇ…」
祐輔は公開処刑だったみたいだな。と
笑いながらも友達の恋の成就を喜んでいた。
あっという間に仲良くなってるしと
少し拗ねたように言っている。
「亜里沙といるのとはまた違う楽しさがあるの。
飛鳥も美香ちゃんもいい人だもん。」
「ま、それはいい事なんだけど、ちょっと寂しいな。」
友達と仲良くしてくれるのは助かるけど
放置されてる感があるらしい。
そんなことを気にする聡くんが
可愛いと思ってしまう。
「聡くん来週は二人でデートしようね。」
「来週まで待てない。
明日夜飯食いにいこう。」
私は聡くんに甘やかされていて
こんなのでいいのか不安になります。