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またいつか貴方と
第25章 生きてるよ
「よし!じゃぁリハビリ頑張らないと…」
私はさっき思ったことがある。
まだ脳に何の異常も残らないと
確定したわけじゃないから様子を見ながら
ゆっくりしなきゃ後々大変な事になるって
ネットには書いてたんだよね。
だから聡くんには無理してほしくない。
「まずは身体を慣らすことからして
ゆっくりむりしないようにしてね。」
「沙綾がまた毎日来てくれたら
それだけで頑張れるだろうな。」
私は聡くんに毎日お見舞いに来るよと約束した。
それを聞いた聡くんは嬉しそうだった。
奇跡は起きる。
聡くんが目を覚まして数日で
一般病棟に移るくらいに回復しているのだから
それは奇跡に違いない。
神様はいるのかも。
見てくれていたからかな?
リハビリも順調におわって
早く退院できるようになりますように。
でも、試練はまだまだ続く。
そして...