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第27章 過酷なリハビリ

学校へ行くと担任に呼ばれ校長室へ。


『弟から聞いたよ。すごい回復力らしいじゃないか。』

「はい。もうすぐリハビリも始まります。」


校長先生がホッとした表情で微笑む。


『橋本くんのお見舞いの力だな。』





そう言って貰えたのは嬉しかった。
毎日お見舞いは欠かさない。
風が強くても大雨でも。


『沙綾ーーー。お見舞い行っていい？』

亜里沙が声をかけてきた。

「うん。ありがとう！喜ぶよ！」

『じゃ、直人と一緒に行くね！』


このカップルも今のところ何も無く
前よりはラブラブ感を出してくれている。
それは嬉しいことだから。


その数日後
亜里沙と直人くんは聡くんの病院へ
お見舞いに行きたいと一緒に病院へ向かった。

病室に行くとそこに聡くんの姿がない。
ベッドサイドの小さな机にはスマホがあるため
どこかへ行ったんだと…

近くを通りがかった看護師さんに聞いてみた。

『隅田さんならリハビリじゃないかな？！』