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またいつか貴方と
第28章 長い入院生活



「あれは…ちょっと俺が弱音吐いたから。
母親の気分になったんじゃないかな。」

弱音吐いたって何で??
私には言ってくれないのに
あの人には言うんだ。
彼女なのに。毎日来てるのに...

考えると更に辛くなる。
だからもういい。

「そっか…っ。
年上の人だし聡くんも甘えられるもんね。」

すると聡くんはおいで。とベッドを叩く。
すると聡くんは頭をポンポンしながらも
私に話をしてくれた。


「あのな、今リハビリがしんどいんだ。
どうしても頭が痛くてフラフラすんの。
明日また詳しい検査だからそれまでリハビリなし。
結果次第ではそっちの治療が先かもって話。
熱も下がらないしちょっとしんどいんだ。」

「私彼女でしょ?
何で…言ってくれないの?」

「心配させたくないから。
こんなこと言ったら沙綾また心配して
夜寝れないし飯食わないだろ?」



うっ...当たってるけど…
でも彼女だから力になりたいの。



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