この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
またいつか貴方と
第30章 居なくなった今



葬儀が終わってから私は部屋からでなかった。
お母さんが食べ物を部屋の前まで運んでくれるけど
少し食べると気持ち悪くなって吐きそうになる。

だから水やスポーツドリンクは飲んでいた。
残したご飯を見てお母さんは
たまにフルーツを持ってきてくれる。

だから私が口にしているのはフルーツと
水分のみだった。

体重はみるみるうちに落ちていき
ありえないくらい細い人間だった。


「鶏ガラだ…」


お風呂に入った時に鏡で自分の体をみて
そう思ってしまった。

このまま食べなければ聡くんのところへ
いくことができるのだろうかと...


お風呂からあがるとお母さんがリビングに居た。
そしてソファに座るように言われた。


「何?」

『沙綾食べて…こんなに痩せちゃって…
お願いだから…っ居なくならないで』


涙を流しながらお母さんは私を抱きしめてくれた。
人の温かさに触れたのは久々だった。



/458ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ