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吊擦腐
第5章 (結婚)
〔私が心配してたのは彼女がこれからどうしようと考えているか…、先が見えなくなって、ご主人を失って、ポッカリ穴が開いて、彼女自身が病んでしまわないかという心配でした。〕
主人が検死から帰ってきて、皆さんと一緒にお見送りをして…
ようやく、一人になっちゃったんだと、主人はいなくなっちゃったんだと、受け入れました。
それまでは、家で亡くなったのに、どこかからが夢で、夢が覚めて…ただいまって帰ってくるんじゃないか…とか、思ってたんですよね。
でも…区切りというか、一人で生きていくんだって…ちゃんとわかったんです。