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第39章 おフランス

でも、だからといってやり取りが見たかったわけではないが、麻里絵ちゃんは送信した内容と裕司からのメッセージを見せてくる。
俺が不安にならないようにと考えているのかな…

その気持ちに嬉しくなり麻里絵ちゃんの頭を撫でた。

「ほぉら、店ん中でイチャイチャしないの!!」

と、さしてイチャイチャしていないのに女将さんがドンとお酒を置いていく。
二人の間に置かれたそれを見れば、真っ赤な麻里絵ちゃんと目があった。

「ありがとうね、ヒジオ…
でも本当に大丈夫だから、本当にヒジオだけだから…」

そんな言葉に俺の方がドキドキしてきた。




「おぅおぅ、お熱いお二人さんのせいで、食材が焦げちまうわ。」

おやっさんにもからかわれ、二人して恥ずかしがりながら料理をいただく。

週末は仕事で潰れてしまった分、ゆっくりと美味しい料理を頂いてのんびり過ごした。