• テキストサイズ
きっかけは映画館
第3章 映画


そんな裕司と珍しくデートに行く約束をしていた。
日程は決まってなかったけど…


恋愛物、濃厚なラブシーンがある。恋愛っていいなって思えるなんてコマーシャルで、空前の大ヒットの映画だった。

ちょっとマンネリ化している自覚はお互いにあったのだろう。
裕司も乗り気で、是非見に行こうと言っていた。

そんな矢先に転勤の話…
実際転勤するのは、まだ2ヶ月以上先だけど、裕司は返事をしたその日に別れを切り出してきた。

無論、映画の話もなくなった。


確かに、別れが決まっていて会うのは不毛かもしれない。
裕司はそういう考え方をする人…

もしかして、映画を観て、気持ちが変わるかもしれない…
なんて私みたいな考え方はしない。

って、あれ…
どこか裕司についていけないって気持ちは、今結論付けたものじゃなかったんだ。


でも、映画は観たい。
むしろ意地でも観たい。


「優希ちゃん〜、金曜日映画見に行こう?」

「何の映画ですか?」

今、仕事でペアを組んでる優希ちゃんに映画のお誘いをしている私。

一人で恋愛映画を見る勇気はちょっとない…

「先輩すみません。その映画、ついこの前彼氏と観たばかりで…
でも凄く良かったですよ。是非見に行ってくださいね。」


そんな話、したことなかったけど、優希ちゃん彼氏いたのね。

こうなったら一人でも見に行ってやる。


/497ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ